【シン富裕層】一代で資産を築いた富裕層の投資から考えるリスクの取り方

みんなの資産形成

(※2023/5/23(火)に更新しました)

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背徳太子
背徳太子

こんにちは!背徳太子です!

今回は東洋経済で取り上げられていた「シン富裕層」の投資手法を紹介しつつ、個人投資家のリスクの取り方について考えていきます!

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投資に関連する内容を毎日発信していますので、よろしければこちらから覗いてみてくださいね!

今回は東洋経済にて取り上げられておりました「シン富裕層」の投資エピソードから考える個人投資家のリスク許容度と投資手法について考えていきたいと思います。

(ご興味がありましたら記事はこちらから読んでみてくださいね。)

私はあまり聞き馴染みがありませんでしたが、メディアでは”シン富裕層”と呼ばれる人たちがいるそうですね。

記事によると、”シン富裕層”とは「一代で巨万の富を築いた新しい世代の富裕層」のことを指しているようです。実際にシン富裕層になった方について、一つ興味深いエピソードが紹介されていたので、今回取り上げてみたいと思います。

投資をしていると、どうしても「もっと早くお金増やせないのかな」と思ってしまうものですよね。

私も投資を始めた頃は月1万円ほどのインデックス投資のみでしたから、日々の評価益の変動は100円程度だったのを記憶しています。本当にこの程度の金額で投資をする意味があるのか、日々疑ったものです。(今では当時の行動を褒めたいくらいですが。笑)

しかしそうは言っても投資はリスクがつきものです。リスクを取って大金を突っ込めば、大きなリターンを得ることができる可能性がありますが、逆もまた然りです。それではどの程度のリスクを取るのがいいのでしょうか。今回の記事を通してリスクの取り方について改めて考えてみましたので、ぜひご参考ください!

この記事を書いた人

背徳太子

JTCに勤務しながら米国公認会計士(USCPA)の資格を取得した投資ブロガーです。

米国インデックス・ETFや高配当銘柄への投資により新卒2年半で資産1,000万円を突破しました。
本ブログでは、個別銘柄の分析、企業決算情報などを中心にみなさんの投資判断の一助となるような情報発信をしています。

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シン富裕層が富を築いたアルトコイン投資

時代は「シン富裕層」

冒頭でもご紹介したように一代で巨万の富を築いた新しい世代の富裕層は「シン富裕層」と呼ばれているようです。プロの記者は流行りに乗るのがお上手ですよね。笑

従来の富裕層の中には、個人事業主の実家に生まれ、事業を継ぎ成功を収めている方や地主の方などといったケースが多かったと思います。しかしながら記事によれば「シン富裕層」はそれらに当てはまらない新しい存在のようなんですね。

彼らは実家が太いわけではなく、そして物欲もない。従来とは稼ぐ方法も人間的な性格も全て異なるようなんです。

それでは彼らはどのようにして巨万の富を得てきたのか。今回紹介する記事に記載のあったエピソードを要約します。

アルトコインで一発大儲け!

シン富裕層と呼ばれる人の一例として暗号資産”アルトコイン”への投資エピソードを紹介されていました。

小学生の子供1人を育てるある40代夫婦は、数年前に500万円をアルトコインに投資をしたそうです。夫婦ともに上場企業のメーカーに勤務されているそうなので、世帯年収は1,000万円を超える水準でしょう。そうは言っても暗号資産へ500万円の投資というのはかなりのインパクトがあると思います。

そのアルトコインですが、当時は非常にボラティリティが大きく、500万円で購入したものが一時10万円にまで暴落してしまったそうなんです。つまり一気に▲490万円の含み損を抱えたわけですね、恐ろしい話です。

そんな状況に陥っても当の本人たちは全く不安ではなかったようです。

「アルトコインは必ず上がると思っていた。明日1円になっても全然心配していない。必ず上がるから。」

こう語っていたそうなんですね。

そしてその後、アルトコインはご夫婦の予想通りグングンと価値を高めていきました。

その結果、今や500万円の投資が5億円の資産にまで成長したそうです。これでシン富裕層の出来上がりです。

高リスク資産への投資はルール設定を!

今回取り上げた記事の中で紹介されていた「シン富裕層」の暗号資産への投資について、皆さんはどのように思われたでしょうか。ツッコミどころが多かったと思いますが、私見を述べていきます。

まず、数ある投資商品の中で、暗号資産への投資については皆さんそれぞれご意見をお持ちでしょう。この40代夫婦は500万円の投資をしたようですが、一般的な家庭の水準で考えると、かなりリスク許容度が高いですよね。(もちろん当時の資産残高と世帯年収などが正確にわからないとはっきりとは言えませんが。)

記事によると、当時は暗号資産黎明期で、メディアでもあまり取り上げられることもなかったそうです。そのような状況下で、自ら調べて将来の上昇を信じて大規模に購入、そして大暴落を目の前にしても狼狽えることなく保有し続けられる人は尋常ではないメンタルの持ち主です

個人的には、暗号資産への投資は反対ではありません。むしろ何十年もかけてゆっくりと資産を形成することにネガティブな考えを持っている方には適した投資先かもしれません。

しかし、そうでもない限り、高リスク資産はポートフォリオのうち小さな割合に留めておくことをオススメします。

私の場合、暗号資産のような高リスク資産への投資については自分なりにルールを設けており、総資産の5%程度を上限としています。ちなみに直近の総資産は1,300万円程度でしたので、65万円が上限となります。(感覚的にはこれでも多いなあと思っています。)

リスク許容度はその人の年齢、資産残高や年収などの要因により影響されるものですので、絶対的に正しい数字はありませんが、今回登場したご夫婦の投資は、世の中の一般的なサラリーマン、投資家さんにはあまりにもリスク許容度が大きすぎると言うのが私の印象です。

また、一時10万円まで大暴落が起きても保有し続けたとのことですが、これは投資初心者が失敗に陥りやすい例かと思います。投資において大原則は「大きく損失しない」ことだと考えています。

リスクの高い暗号資産はもちろん、短期売却益を狙った個別銘柄への投資においても、あらかじめ最大の損失許容額を決めておき、それを超えたら感情はいっさい取り除いて損切りすべきです。

今回の夫婦はそれもせずに、保有し続けたと言うことですが、投資の大原則に照らすと運に任せた大博打を打ったことと同じだと思います。今回紹介した成功例のような話は万に一つと考えても差し支えないと思います。

リスク資産への投資は「大きく負けない」ことを徹底

今回は暗号資産への投資で500万円を5億円にまで膨らませてリタイアしたご夫婦のエピソードにからリスクの取り方について述べました。

私は新卒2年半で資産1,000万円を達成しましたが、その要因の一つに個別銘柄の売却益でリターンを得たことをあげています。資産の加速度的な増加にはリスク資産への投資が欠かせないと考えているからです。

投資初心者であれば、まずはインデックス投資からスタートするべきと主張していますが、ある程度投資経験を積んで要領を得たのであれば高リスク資産への投資も検討しても良いと思います

私の資産のうち10%以上は個別株の売却益や含み益で構成されています。投資を始めて数年でこれだけの含み益を抱えることができるのは高リスク資産へ投資してきたからです。

しかし、繰り返しになりますが、リスク資産への投資において最も重要なことは「大きく負けない」ことだと考えています。例えば暗号資産への投資をする場合、大きく負けないためには含み損の許容度を考えることが重要です。

今回ご紹介したご夫婦であれば500万円の投資に際し「▲5%(▲25万円)までの含み損を抱えた場合は損切りする」ことを徹底していれば、仮に暴落したとしても損失は限定的です。本当にその暗号資産が急騰すると考えているのであれば、再び上昇してくるタイミングで再度購入すればいいだけの話ですよね。

ご紹介したご夫婦は▲490万円の含み損を抱えても平気だったそうですが、普通の人間であればそうはいきませんよね。私であれば投資など一生やらないと考えてしまうかもしれません。

そういった状況にならないためにも、リスク資産への投資を検討されているのであればご自身のリスク許容度にあった「大きく負けない」戦略を立ててみてください。きっと資産形成がもっとうまくいくなりますよ!

尚、最新の私のポートフォリオはこちらでご紹介しておりますので、ご興味があればこちらも合わせてご覧ください!

今回は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

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