(※2023/3/5(日)に更新しました)
こんにちは!背徳太子です!
今回は楽天証券が発表して話題の「かぶミニ」について解説していきます!
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今回は楽天証券が3月2日にリリースした「かぶミニ」サービスについて解説していきますよ!
日本の個別銘柄を調べていると優良銘柄がたくさんあって、あれもこれもいっぱい買いたいんだけど、資金の余裕がないから絞らないといけない、、、というような悩みを抱えている個人投資家の方も少なくないともいます。
実際、私もいろいろなセクターで分散投資して保有銘柄数を増やしたいという思いは持っているのですが、どうしても入金額に限界がありますので、わりと偏ったポートフォリオになってしまうんですよね。
しかし、そのような方々にお勧めしたいのが「単元未満株取引」であり、ついに楽天証券が新しいサービスをリリースしてくれました!
今回は新サービスの内容について解説していきますので、ぜひご興味のある方はご覧ください!!
単元未満株取引のメリット・デメリット
そもそも「単元未満株取引」って何よ!?
そもそも「単元未満株取引」についてご存知のない方もいるかもしれませんので、改めて整理します。
日本銘柄の取引の場合、最低100株売買しないと受付・約定してくれませんよね。
例えば、”トヨタ自動車”株を買おうと思った時、株価を確認すると1株1884.5円(2023年3月3日終値)で取引されていたとします。
この場合、トヨタ自動車株を買おうとすると、1884.5円で1株を購入することはできず、1884.5円✖︎100株で合計188,450円必要となります。
このように、株の取引に必要な最低数”100株”が”単元株”にあたります。
しかし、今回ご紹介する「かぶミニ」をはじめとする単元未満株取引では、最低1株からでも売買取引できるようになり、ほとんどの場合、数百円〜数千円規模の少額から株の売買ができるのですね。
メリット・デメリット
単元未満株取引を行うにあたりメリット・デメリットがありますので、こちらも簡単に整理します。
まず主なメリットとして以下のようなことが挙げられます。
- 少額から投資できるのでリスクコントロールがしやすい
- 分散投資しやすくなる
- NISA枠を使用できる
メリットはなんといっても少額から投資できるところでしょう。
前述の通り、例えばトヨタ自動車株を購入しようとすると、通常の取引の場合は最低でも19万円ほどの資金が必要となります。
「収入の5%でも良いので投資に回しましょう」という声もよく聞きますが、仮に月収30万円の場合、5%は1万5千円ですから、トヨタ自動車の株を買うまでに1年以上の時間を要します。
しかしながら、単元未満株取引サービスを利用することによって、1,900円程度から投資することができるようになり、一気に購入ハードルが下がります。
また、分散投資しやすいという観点でも非常に使い勝手のよいサービスかと思います。
例えばトヨタ自動車の他に、リスク分散のために任天堂や三菱商事、NTTといったセクターの異なる人気銘柄を1株から購入することができます。
通常の取引の場合では、それぞれ単元株ずつ買っただけで100万円を超える資金が必要となりますから、なかなかハードルが高いですよね。
一方で、単元未満株取引サービスを利用することで、各銘柄を1株ずつ購入しても1万円程度ですので、手軽に分散することができます。
さらに、現行・新NISA枠を使用して投資することができますので、売却益・配当に係る課税はありません。
これらのメリットが挙げられる一方で、もちろんデメリットもあります。
- 証券会社に割高な売買手数料を取られる
- リアルタイム取引ができないので、デイトレードに向いていない
- 取引できる銘柄が限定されている
まず、このサービスを利用した場合は、通常の取引とは別途で手数料が設定されています。
ネット証券を利用した場合、通常の取引では売買手数料がかからない場合も多いですが、こちらの取引では売買するごとに基本的に手数料がかかってくるのですね。
また、リアルタイムでの取引ができず、各ネット証券ごとにルールが設定されており、1日に1-3回の決まったタイミングでしか取引することができません。
つまり、株価のチャートを見ながら売買するデイトレードには全く向いていないサービスになります。
さらに、取扱銘柄も限りがありますので、欲しい株が取引対象外である可能性もあります。
「かぶミニ」概要
サービス概要
さて、それでは本題となる「かぶミニ」の内容について解説していきます。
「かぶミニ」のサービスをまとめると以下のとおりとなります。
- 国内株式を1株から少額投資が可能
- ネット証券が提供する単元未満株取引サービスで初となるリアルタイム取引が可能
- 日計り取引もOK
- 楽天ポイント投資、自動スイープも対応
まず、既存のその他ネット証券サービスと同様に最低1株から取引することができます。
これは今までの単元未満株取引サービスと同じなので、特筆すべきことはありません。
次に、リアルタイム取引が可能です。
上記でご紹介した通り、既存の他社サービスではリアルタイム取引することができず、1日のうちに決まったタイミングでしか取引することができません。
具体的には以下の通りです。
(SBI証券:S株の場合)
(auカブコム証券:プチ株の場合)
つまり、「かぶミニ」はネット証券が提供するサービスのうち、唯一リアルタイム取引が可能なサービスとなります。
デイトレードを主にやっている方々からするとかなりのメリットとなるのではないでしょうか。
また、「かぶミニ」では日計り取引が可能です。
日計り取引とは、その日買った銘柄をその日のうちに売る、または信用取引などで売った銘柄をその日のうちに買い戻すような取引のことです。
こちらもデイトレードをやる人にとってはなくてはならない制度ですので、非常にメリットとなるでしょう。
さらに、楽天ポイントを使って取引をすることができます。
楽天経済圏で生活している人はかなりのポイントが貯まっているでしょうから、これを投資に回すことができます。
ポイントの選択肢がさらに増えてこちらも非常にメリットを感じる人が多いことでしょう!!
他社比較
楽天証券を含め、大手ネット証券が提供する単元未満株取引サービスの比較は以下の通りです。
ポイントは以下の通りです。
- 買付手数料はもちろん無料だが、売却に係る手数料は11円/回で設定
- 手数料とは別にスプレッド0.22%が発生
- ネット証券唯一のリアルタイム取引が可能
- ポイント投資ができるのは、楽天証券 or auカブコム証券のみ
まずは単元未満株取引で最もデメリットとなりうる手数料ですが、「かぶミニ」の場合、買付手数料は無料とされている一方で、売却する際には一度の取引で11円発生するようです。
上表を確認すると、その他のネット証券では、売却にかかる手数料は一律で0.55%となっています。
つまり、2,000円以上の取引をするのであれば、楽天証券での取引をした方がお得であると言えますね。
「最低手数料」は「なし」と記載されていますが、手数料とは別に「スプレッド」が発生する点は注意が必要です。(実質手数料が取られているようなものですね)
そして「かぶミニ」がその他サービスと違うところはリアルタイム取引ができることでしたね。
その他ネット証券のサービスでは以下の通り、1日のうちに決められたタイミングでした受付・約定することができませんので、デイトレードする場合、全く役に立ちません。
しかしながら「かぶミニ」を利用することによって通常の取引と同様に9:00~15:00まで取引が可能です。
また、楽天ポイントが投資元本として利用可能である点や日計り取引が可能である点も非常に魅力的なのではないでしょうか。
以上のように、ネット証券が提供するサービスの中では非常に使い勝手が良いサービスとなっており、利用者数も多くなることが予想されます。
まとめ・所感
今回は楽天証券が3月2日にリリースした「かぶミニ」サービスの概要について解説しました。
わたしのように社会人をスタートさせて数年の立場からすると、手元資金が多くあるわけではありませんので、単元未満株取引サービスはポートフォリオの分散化やリスク管理の観点では非常に優良なサービスであると考えています。
各社の比較表をご覧いただければ分かるとおり、「かぶミニ」サービスは各条件面でその他サービスより優れている点が多く、単元未満株取引をするのであれば「かぶミニ」一択となりそうですが、まだ対象銘柄が公表されていませんので、その内容を確認してから利用するかどうか改めて考えてみたいと思います。
また続報があればTwitterやブログでも取り上げていきたいと考えていますので、ぜひチェックしてくださいね。
これからも投資に関する情報を発信していきますので、よろしくお願いします!
今回は以上となります。ありがとうございました!
背徳太子
ブログ1年目の駆け出しブロガーです。
社会人をスタートさせ2年半程度で資産1,000万円まで到達しました。
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