【話題】ダブルスコープのストップ安から改めて考えたい投資初心者の戦略

マーケット情報

(※2023/2/13(月)に更新しました)

背徳太子
背徳太子

こんにちは!背徳太子です!

本日Twitterでも話題になった「ダブルスコープ」の決算やその後の株価暴落から改めて投資初心者の戦略について雑感を含めて記事にまとめました!

大変ありがたいことにTwitterのフォロワーさんが600人を突破しました!!

投資に関連する内容を毎日発信していますので、よろしければこちらから覗いてみてくださいね!

ダブルスコープが決算発表

決算概要

本日15:00に”ダブルスコープ”が2022年12月期の決算発表をしました。

昨年は株価が高騰し続け、一時は3,000円も突破して大きな話題となりましたが、その翌日から3日連続のストップ安を記録し、その株価は一気に1,500円前後まで下落しました。

そんな話題の”ダブルスコープ”が本日決算を発表し、またまたTwitterでトレンド入りするほど注目されているのですね。

早速話題になった決算内容を簡単に見てみましょう

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6619/tdnet/2237168/00.pdf

まずは22年12月期の経営成績からです。売上高は45億円を超え前年から+50.5%の増収となりました。

また、営業利益は78億円を超え前年からは+312.5%の増益となっており、非常に好調であったことがわかりますね。

前年までは、経常利益、当期純利益ともに赤字を計上していましたが、22年度は黒字となり、それぞれ83億円、44億円程度を計上しています。

ここまでみると、前年から大きく改善しており、全くマイナスポイントが見えてきません。

問題はこちらです!!

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6619/tdnet/2237168/00.pdf

こちらは23年度の業績予想を示した表ですが、「通期」の行を見てみると、売上高は10%程度上昇する見込みであるものの、営業利益、経常利益は大きく悪化し、結局純利益は▲61.5%となることが予想されています。

せっかく22年度は著しく成長し、これから右肩上がりで一気に上昇していくものと考えていた人も多かったことでしょう。一体何が起きているのでしょうか。

気になる理由はこちらです。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6619/tdnet/2237168/00.pdf

今後の成長をより加速するため、製造技術の導入と量産実験のための製造ラインの一時停止手続きなどの要因として、売上が増加するにも関わらず、費用が増加することで営業利益が悪化するようですね。

株価

この決算を発表した後、株価は敏感に反応しこちらのようになっています。

一気に売りに出され、PTSではストップ安まで急落することになります。

Twitterでも決算発表からの株価暴落を受けて一部の投資家さんからは阿鼻叫喚の状態にありました。

  • ストップ安まで売られらたら含み損が100万円に達しそうだ・・・
  • 昨年同様にレバレッジをかけて大負けしたことを思い出すなあ・・・
  • これ退場あるぞ・・・

私はダブルスコープを持っていなかったので第三者の立場から見ていただけですが、改めて信用取引の怖さを目の当たりにしましたね。

まとめと雑感

昨年、「ダブルスコープ」の株価が上昇して話題になった時には高値で売却したことで大儲けをした人がいることでしょう。

その一方で、トレードはゼロサムゲームですので、3,000円付近まで上昇したところで高値掴みをして大負けした人も当然います

個別株への投資は一般的に「ハイリスク・ハイリターン」であることを改めて認識することが大事だと思います。

私は普段、インデックスの積立投資をメインとしていますが、個別株への投資も少ししており、株式投資の醍醐味は個別株のトレードと考えも理解しています。

勝った時にはものすごくテンションが上がるし、負けた時は悔しいですが、次は絶対に負けるもんかとさらに勉強して勝つための努力をします。

これが高難易度のゲームをしているような感覚になり、たまに値動きを確認すればいいだけのインデックス投資にはない魅力があるんですよね。

一方で、国債や社債などのローリスク資産と比較すると非常にボラティリティが大きく、うまくいった時にはそれなりのリターンが望めますが、大きく勝つためにはかなりの経験値を積み、知識を習得する必要があります。

そして多くの人を苦しめることになる事実として、その経験則と知識を習得したからといって100%勝てるようにはなりません

以上のことから、投資初心者の方々やインデックス投資に飽きたから、と言って生半可な気持ちで信用取引でトレードするのは推奨しません

時々、メディアが株式投資で失敗した例を報じることがありますが、「株で大失敗」といっている人のほとんどが信用取引で失敗した例かと思います。

とにかく投資初心者が心がけるべきは「大きく負けない」ことだと思います。

世の中すぐには儲からないのがふつうです。
なかなか資産が増えていかないと「本当にこれでお金が増えていくの?」と焦ってしまうかもしれませんが、周りの情報に踊らされてはいけません。

パフォーマンスや費用対効果を考えると、やはり再現性の高い勝ち方として「インデックス投資」は投資初心者にとっては最適解に近いのではないかと考えています。

すぐに稼げる方法ではなく、勝つ確度の高い投資から始めていきましょう!

これからも皆さんの投資判断のサポートとなる情報を発信していきますので、宜しければご参考にしてください!

尚、普段は米国株の銘柄分析や日系企業の決算レビュー記事を書いていますので、よろしければこちらもチェックしてくださいね!

今回は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人

背徳太子

ブログ1年目の駆け出しブロガーです。

社会人をスタートさせ2年半程度で資産1,000万円まで到達しました。
本ブログでは、個別銘柄の分析、企業決算情報、経済ニュースなどを中心にして皆さんの投資判断の一助となるような情報発信をしています。

Twitterでも日々のニュースに対する所感や意見等つぶやいておりますので、ぜひご興味がございましたらフォロー下さい!

(参考記事はこちら)

コメント

タイトルとURLをコピーしました