【イスラエル戦争状態へ】私たち個人投資家はどう生きるか

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(※2023/10/8(日)に更新しました)

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背徳太子
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今回は飛び込んできた大ニュースについて取り上げますよ!

大変ありがたいことにTwitterのフォロワーさんが1,400人を突破しました!!

投資に関連する内容を毎日発信していますので、よろしければこちらから覗いてみてくださいね!

今回は昨日突如飛び込んできた大ニュースについて取り上げていきます。

それがこちら。

ハマスがロケット弾数千発 イスラエル首相「戦争状態」 - 日本経済新聞
【イスタンブール=木寺もも子】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは7日朝(日本時間同日正午ごろ)、イスラエルに対して多数のロケット弾を発射し、戦闘員を侵入させた。同国軍はガザへの空爆など報復に着手、ネタニヤフ首相は「戦争状態にあり、勝利する」と述べた。イスラエルメディアによると、南部や中部の約20カ所...

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが敵対しているイスラエルに対して数千発規模のミサイル攻撃をしたというもの。

これに対してイスラエルのネタニヤフ首相は臨戦体制を宣言。つまりこれは戦争が始まったことを意味します

ロシアによるウクライナ侵攻に続いて戦争が始まってしまい、世界がどんどんと不安定な方向に進んでいることに危機感を覚えますが、個人投資家としては、この先の株価の動向が不安でしょうがない!

私のような不安を感じている方も多いと思いますので、本記事で過去の中東戦争時の状況を振り返りつつ、今後どうしていくべきなのか、私なりに整理してみます。

この記事で分かること
  • 過去に起きた中東戦争時の株価チャートを把握
  • 今後の株価動向を推測
  • 背徳太子が今後どのように投資をしていくのか
moomoo証券

背徳太子の自己紹介

初めて私のブログを読んでいただく方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介させていただきます。

  • 1990年代生まれのJTCサラリーマン
  • 都内で独身生活
  • 2022年より資産形成に関するブログ活動・Twitterの発信を開始
  • 本業 × 投資 × 副業によってセミリタイアを目指す
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共通点があればぜひ仲良くしてくださいね!
特にセミリタイア志向の方と繋がりたいと思っています!

過去の中東戦争時の株価推移を振り返る

S&P500の株価は戦争勃発直後に急落

イスラエルとパレスチナの問題は非常に根深く、背景が複雑ですので、我々日本人が理解するのは容易なことではありません。こちらの記事では「株価」にのみ着目して考えていきます。

イスラエルと周辺のアラブ国家による戦争は過去に4度起きています。第一次中東戦争はなんと75年も前の1948年。第二次世界大戦が終結した後に起きたんですね。

そして第四次中東戦争が始まったのが1973年。およそ30年のうちに4回も戦争している地域もなかなかありません。

そして我々が最も気になってしまうのが当時の株価推移でしょう。

こちらは第四次中東戦争が起きた1973年から5年間のS&P500のチャートを示しています。

第四次中東戦争は1973年10月6日にエジプトがイスラエルに対して奇襲攻撃をしたことで勃発しました。戦争の勃発直後にはご覧の通りS&P500の株価が急落しており、最大40%近くのマイナスとなっています。

株価チャートを見ると、やはり戦争の勃発直後からは混乱が起こり、リスクオフの売りが先行していることがわかりますね。底をつけたのが1974年9月なので、およそ1年かけて株価が下げ続けたことがわかります。

そして戦争前の株価にまで回復するのが1977年1月頃になりますから、戦争開始から3年ほどは元の水準に戻るまでに時間がかかっていました。

原油価格の高騰による急速なインフレに苦しむ

中東での戦争となるとやはり気になるのは原油価格ですよね。

第四次中東戦争の際には、OPECによる親イスラエル国に対する石油禁輸措置により、原油価格は高騰、激しいインフレに見舞われました。いわゆるオイルショックと呼ばれる現象ですね。

こちらは、当時のアメリカのインフレ率になります。

  • 1973年:約6.2%
  • 1974年:約11.1%
  • 1975年:約9.1%
  • 1976年:約5.7%
  • 1977年:約6.5%
  • 1978年:約7.6%
  • 1979年:約11.3%
  • 1980年:約13.5%

ご覧の通り、10%近く上昇していることが珍しくないような状況でした。

この期間における原油価格の推移は、主に次の2つのオイルショックに関連しています。

第一次オイルショック(1973年)

先ほどもご紹介しましたが、1973年10月にアラブ諸国はイスラエルとの第四次中東戦争に抗議して、石油供給を制限しました。

これが初のオイルショックとされ、原油価格が急騰しました。同年における価格は以下の通りです。

  • 1973年初頭:約3ドル/バレル
  • 1973年末:約12ドル/バレル

1年のうちに原油価格は4倍程度まで上昇していますね。

第二次オイルショック(1979年)

1979年には、イラン革命とイラン・イラク戦争の影響で再び原油供給が制約され、原油価格が急上昇しました。

  • 1979年初頭:約14ドル/バレル
  • 1979年末:約32ドル/バレル

この年も1年のうちに原油価格が2倍以上にまで上昇しています。

これら二度のオイルショックにより、原油価格は急速に上昇し、経済に大きな影響を与えました。

これらの価格の上昇は、エネルギーコストの増加やインフレーションの加速につながり、世界中で経済的な課題を引き起こしたことは言うまでもないでしょう。

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週明けの株価はどうなる?

ここまでは過去の振り返りを解説しました。

そして私たちにとって重要なことはこれからどうするのか。。。

まずは週明けの株価動向に大きな注目が集まることは言うまでもないでしょう。個人的にはリスクオフの傾向が強まり、短期的には株価がマイナスに動くと思います。

戦争開始の一方が届いたのが昨日でした。まだまだ情報を収集中の段階ですので、この先の見通しはかなり不透明といえます。

そのような状況下ではリスクを低減することが大方の動きでしょう。

一方で、エネルギー銘柄はその他セグメントとは異なった動きをする可能性がありそうです。やはり中東での出来事なので、原油価格が不安定になるリスクは避けられないでしょう。1日のうちに大きく変動することもあるかもしれませんね。

背徳太子はどうするのか

当たり障りのないことを書いていても面白くないので、私個人の今後の投資方針についても述べておきたいと思います。

週明けの動きにもよるのですが、1日で急落するような値動きの場合は少し買い増ししたいと思っています。やはり戦争という出来事で混乱した状況下、過剰に売りが進むこともありうるでしょう。

そのような場合にはリスクをとって買いに行きます

一方で、ジリジリと下げるようなハッキリしない動きであれば、静観します。マーケット参加者が冷静に眺めているような状況では無理して動く必要はないと考えています。

いずれにしても、買いにいくことはあっても、基本的に売ることは考えていません

何度も述べている通り、今後の動向は不透明です。もしも本当に中東戦争に発展してしまった場合には、前例が示している通り、年単位で株価が下落することも覚悟する必要がありそうです。

さらには、原油価格への影響も懸念されます。現状でもインフレが進んでいるにも関わらず、さらに価格が高騰することがあれば、インフレを助長することに繋がり、世界経済への影響は必至でしょう。

そうなれば当然ながら株価の変動も大きくなるでしょう。状況は流動的ですので、臨機応変の対応が求められることになりそうです。

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さいごに:投資の神様が送る格言

今回はイスラム組織ハマスによるイスラエルに対する数千発規模のミサイル攻撃をしたとのニュースから過去の米国株マーケットの動きを振り返り、今後の私の投資方針についても説明いたしました。

混沌とした状況で、売り買いの判断がとっても難しいですが、皆さんの投資判断に参考にしていただけますと幸いです。

そして最後に投資の神様であるウォーレンバフェット氏の格言をご紹介します。

投資というのは時間をかけて行うものだ。

ひとつ確実に言えるとすれば、もし非常に大きな戦争に突入すると、現金の価値は下がるということ。

私が知っているすべての戦争で、実際にそうなった。

だからこそ、戦時中には現金を持たない方がいい

「有事の金」という言葉がある通り、戦争が起こったときには今まで以上に考えて自分の資産を守る方法を考えておく必要があるでしょう。バフェットさんの言葉も非常に参考になりますね。

詳細な情報が入手しにくい状況ですが、落ち着いて対応していきましょう!

尚、私の最新ポートフォリオはこちらの記事でご紹介しております。ぜひチェックしてみてくださいね。

今回は以上となります。ありがとうございました。

この記事を書いた人

背徳太子

社会人をスタートさせ2年半程度で資産1,000万円まで到達しました。
本ブログでは、個別銘柄の分析、企業決算情報、経済ニュースなどを中心として投資判断の一助となるような情報発信をしています。

Twitterでも日々のニュースに対する所感や意見等つぶやいておりますので、ぜひご興味がございましたらフォロー下さい!

(参考記事はこちら)

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