【オリックス】2022年度の通期決算を発表しました!今期は大幅増配&自己株式取得で株主還元も充実化しています!

日本株決算

(※2023/5/10(水)に更新しました)

背徳太子
背徳太子

こんにちは!背徳太子です!

今回はオリックスが本日発表した2022年度通期決算2023年度通期業績見込みをまとめていきます!

大変ありがたいことにTwitterのフォロワーさんが1000人を突破しました!!

投資に関連する内容を毎日発信していますので、よろしければこちらから覗いてみてくださいね!

今回は本日決算を発表したオリックスの通期決算についてまとめていきます。

この時期は各企業が続々と2022年度通期決算と2023年度通期業績見込みを発表します。

私が大好きな高配当銘柄を中心に、注目企業をピックアップして内容をレビューしていきますので、ぜひ投資判断のヒントとしていただければ幸いです。

米国の歴史的なインフレやFRBの金融引き締め政策の実行、またそれに伴うリセッション懸念や、まだまだ終わりが見えないロシアによるウクライナ侵攻、原油をはじめとする資源価格の高騰など、事業環境は非常に複雑で先の見通しが困難な状況です。

そのような状況だからこそ、各企業決算を確認することにより、正確な実態を把握することができますので、投資家にとっては大変重要な情報を得る機会となります

皆さんもぜひ決算内容を把握する方法として本ブログをご活用ください!

本日レビューするのは人気高配当銘柄の”オリックス”です

冒頭に結論を申し上げると2022年度は前期比減益となりましたが、今期は大幅な増益&増配を発表しました!

(※当記事のスライドはオリックスの決算発表資料から抜粋)

2022年度 通期決算発表まとめ

以下ポイントをまとめます。

  • 当期純利益は2,731億円で前期比▲390億円の減益
  • ROEは8.3%となり前期比▲1.6%の悪化

2022年度の当期純利益は2,731億円で前期比▲390億円の悪化となってしまいました。直近5年間で見るとコロナの影響を受けた2020年度よりは稼いでいますが、下から2番目の実績となっています。

また、オリックスの特徴ですが、実績の欄に当期純利益だけでなくROEを記載していますね。ROEは株主資本に対する利益を示す指標であり、企業の効率性を評価する際に使われるものです。

オリックスは純利益とともに効率性を重視していることが現れていると言えますね。そのROEですが、2022年度は8.3%となりました。日本企業の平均は8%程度ですので、オリックスは平均的な効率性であると言えそうです。

セグメント別の利益推移はこちらをご覧ください。

  • セグメント利益は3,813億円(前期比▲1,501億円)で大幅減益
  • 内訳として、ベース利益2,978億円(前期比▲446億円)、売却益835億円(▲1,055億円)

セグメント利益は前期比▲1,501億円(▲13%)で減益となりました。内訳としては、一過性の要因である売却益が前期比で▲1,055億円と非常に大きな割合を占めています。前期はソフトウェア関連企業の弥生を売却したことによる一過性の影響が大きかったため、その反動を受けたことによるものです。

オリックスの本来の実力を示すベース利益も減益となっている点は気になりますね。コロナ給付金による減益を要因として記載されています。

セグメント利益の内訳はこちらで詳しく確認していきましょう。

  • 弥生の売却により2022年度は9セグメントにて構成、合計するとセグメント利益は3,813億円
  • 通期で全てのセグメントにて黒字を計上
  • 2022年度は「法人営業メンテナンス:732億円」「不動産:515億円」セグメントが利益を牽引
  • 前期比減益となったのは「弥生:▲1,682億円」に加え、「ORIX USA:▲262億円」の影響が大きい

構成される9セグメントが全て黒字となっていますね。もちろん前期比マイナスのセグメントはありますが、全体で足を引っ張ってしまっているセグメントはなさそうです。

オリックスの利益を牽引したのは前年に続き「法人営業メンテナンス」でした。さらには「不動産」も好調で、前期比+195億円となっています。

2023年度 通期業績予想&株主還元

今期の業績予想と株主還元もチェックしておきましょう。(すでに来期の目標まで掲げられていますよ。)

  • 今期の純利益は3,300億円(前年比+569億円)の増益予想
  • 通期配当金は94円(配当性向33%)で前期比+8.6円の増配見込み
  • さらに500億円規模の自己株式取得を実施

一旦今期の予想に絞って確認しておきましょう。当期純利益は3300億円となり、前期比+569億円(+20.8%)と予想されています。これは直近5年間では最高益となる見込みですので、思い切った数字を出してきた印象です。

そして気になる株主還元ですが、通期の配当は配当性向33%を予想しています。別途発表された資料によると、1株あたり94円となり、前期比+8.6円の増配となっています!

さらには追加で500億円の自己株式取得を発表しています。増配だけでもGOODニュースですが、自己株式の取得まで発表してしまいましたね。笑

ホルダーの皆さんおめでとうございます!

さいごに

今回は本日発表されたオリックスの通期決算をまとめました。

2022年度は純利益が2,731億円で前期比減益となってしまいました。しかしながら、2023年度は純利益3,300億円を見込んでおり、直近の5年間としては最高益となる見込みです。

増益に伴い、株主還元も充実化させています。まず、年間配当は94円で前期比+8.6円の増配となりました。さらには追加で500億円規模の自己株式取得を発表し、Twitterでも喜びの声がいくつか見られましたね。

すでにオリックスは来年度の目標を公表しています。純利益は一気に4,000億円まで上昇する予想を出してきており、配当性向は33%+とされていますので、必然的に増配となる見込みです。

まだまだ金融情勢が不安定ですので、将来のことはわかりませんが、オリックスの利益が予想通りとなればさらなる株主還元が期待できますので、高配当狙いの投資家さんを中心に買われる方がいらっしゃいそうです。

最後に、私の最新のポートフォリオはこちらでご紹介しています。

総合商社をはじめとする日本株にも投資していますが、ポートフォリオの主要構成要素は米国株です。

米国個別銘柄についても本ブログでいくつか20銘柄ほどご紹介しておりますので、よろしければご覧ください!

今回は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

背徳太子

ブログ1年目の駆け出しブロガーです。

社会人をスタートさせ2年半程度で資産1,000万円まで到達しました。
本ブログでは、個別銘柄の分析、企業決算情報、経済ニュースなどを中心にして皆さんの投資判断の一助となるような情報発信をしています。

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