【PBR1倍割れ ✖︎ 〇〇〇】絶好調の日本株の中から成長銘柄を見つけたい!

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(※2023/5/22(月)に更新しました)

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背徳太子
背徳太子

こんにちは!背徳太子です!

今回は東洋経済で取り上げられていた「PBR1倍割れ」の中から今後も成長する銘柄を探す簡単な方法を紹介しますよ!

大変ありがたいことにTwitterのフォロワーさんが1,100人を突破しました!!

投資に関連する内容を毎日発信していますので、よろしければこちらから覗いてみてくださいね!

今回は東洋経済にて取り上げられておりました「「PBR1倍割れ」でも稼げる企業を探す簡単な方法」の記事について取り上げていきます。

(ご興味がありましたら記事はこちらから読んでみてくださいね。)

ここ最近は日経平均株価がバブル後の最高値を更新して話題になっていますよね。私のポートフォリオは米国株中心ですが、日本株も20%ほど保有していますので、上昇相場の恩恵をしっかり享受しています。(含み益は過去最高にまで膨れ上がっています)

しかしながら、保有株が上昇して含み益が膨らんでいくことは嬉しいのですが、さらに買い増したいと思っても、「ここまで上昇したらもう下がるだろう。。。」と勝手に予想してしまうものです。実際、高値掴みはするまい!と買い増しすることを辞めておくという判断をされる方も多くいるのではないかと思います。

今回はそういった方のために読んでいただきたい記事です!

成長が見込める銘柄の選定方法」を東洋経済の記事で取り上げられていましたので紹介していきます。もちろんこの方法を実践することで絶対に成長する銘柄を見極められると言うものではありませんが、1つの参考指標として知っておくことでいつか活かせる日が来るかもしれません!

この記事を書いた人

背徳太子

JTCに勤務しながら米国公認会計士(USCPA)の資格を取得した投資ブロガーです。

米国インデックス・ETFや高配当銘柄への投資により新卒2年半で資産1,000万円を突破しました。
本ブログでは、個別銘柄の分析、企業決算情報などを中心にみなさんの投資判断の一助となるような情報発信をしています。

Twitterでも投資関連のツイートをしていますので、ぜひフォローをお願い致します。

PBR1倍割れ ✖︎ 〇〇〇

「PBR1倍割れ」の話題についていけていない方へ

少し前に日本株の中でも「PBR1倍割れ」が大きな話題になりましたよね。色々なメディアで取り上げられていましたので、今さら語るものでもないかもしれませんが、忘れてしまった方(もしくはまだ理解しきれていないという方)もいるかもしれませんので、改めて復習しておきましょう。

PBRは”Price Book-value Ratio”の略で、日本語では「株価純資産倍率」と表されます。そして計算式では「株価 ÷ 1株当たり純資産」で算出されます。一言で説明すると、「PBRは投資家からの成長の期待を表すもの」として認識されています。

純資産とは何でしょうか。これは一般的に「資産」から「負債」を差し引いたものとして定義されています。

「資産」と言えば、企業がが持つ土地や建物、もちろん現金などが代表例です。そして代表的な「負債」は銀行からの借入が挙げられます。これにより計算された純資産は、その会社の株主が保有する権利があると見られる資産(純資産)と考えられています。

さて、ここで「PBR=1倍」の状態を考えてみましょう。つまり上述の計算式によれば「1株あたり株価=純資産」です。

一般的に、企業が営業をストップして解散すると、株主は純資産を受け取る権利があります。PBRがちょうど1倍ということは、会社が解散した場合に1株保有している株主は、ちょうど株価と同じ額の純資産を受け取れるわけです。PBR1倍が「解散価値」と言われるのはこのためですね。

PBRが1倍を下回る場合はどうでしょう。企業が解散した場合、1株保有している株主は株価を下回る純資産しか受け取れないことになります。つまり、PBR1倍割れの企業は、株主にとっては事業を続けられるより解散した方がマシだ、と言うことですね。経営者にとってはこれほど恥ずかしいことはありません。

企業の収益性を示す指標”ROE”

次に企業の収益性を示す指標の代表例としてROEが用いられます。日本語では「株主資本利益率」と呼ばれ、計算式では「純利益 ÷ 自己資本」で表されます。

ROEは、株主が払い込んだ分のお金(自己資本)に対する見返りとして、会社がどれだけ利益(収益)を稼いでくれるかを示すため、株主にとっての収益性を示していると言うわけです。

日本ではROEの基準として”8%”を目安とされています。個別銘柄への投資は相対的にリスクが高いですよね。リスクが高い場合、一般的に投資家はそれ相応のリターンを求めます。

そのリターン率の目安として8%を掲げていると言うことです。東証としても“ROE8%未満”の企業は課題があると指摘しており、改善を促しているところです。

”PBR1倍割れ ✖︎ ROE8%以上”を狙え!

さて、前段が長くなってしまいましたが、ようやく本題に入ります。今回参照した記事の中では今後株価の成長が見込める指標として”PBR1倍割れ ✖︎ ROE8%以上”をあげています。

ここで、記事の中で興味深い調査があったので紹介します。

https://toyokeizai.net/articles/-/673428?page=3

こちらは東証プライムに上場する企業のPBRとROEに関する割合(2023年3月末)を示したものです。PBRが1倍以上である割合は全体の56%を占めています。逆に言うと、全体の44%はPBR1倍割れの企業ということを示していることになります。

さて、この44%について更に区分けされていますよ。PBR1倍以下かつROE8%を下回る企業は全体の30%になるようです。つまり、投資家から評価されておらず、収益性も十分ではない企業と言うことですね。そして残りの14%は”PBR1倍割れ ✖︎ ROE8%以上”を達成している企業です。意外に多いですよね。

今回の記事ではこの”PBR1倍かつROE8%以上”の企業に対し投資することを勧めているのですが、それはなぜか。その理由としてこちらのグラフで説明されています。

https://toyokeizai.net/articles/-/673428?page=4

こちらは日経平均株価(青)PBR1倍割れかつROE8%以上の企業(橙)の株式収益率を示したグラフです。明らかに橙のグラフが青のグラフをアウトパフォームしていることがわかりますね。

つまりROEが高いにもかかわらず株価が伴っていなかった企業は時間の経過とともに正しく株価に反映されていくことを示されたいのだと考えられます。(このグラフについて記事では考察まで記載されていないので個人の解釈です)

これはある種当然なのかもしれませんが、株主資本のリターン率が高い銘柄であり、かつ株価が低迷しているのであれば、いつまでもその銘柄が放置されるわけはありませんよね。

実際に、グラフの通り株価の上昇を記録していることからこの選別方法はなかなか参考になりそうです。

しかしながら、1つ気をつけていただきたいポイントがあります。それは、PBR1倍割れかつROE8%以上の銘柄全てが今後高いリターンを出すことはありません。注3)に記載がありますが、今回選ばれた銘柄は、直近で企業が公開している年度の業績と株価を用いて選別されたものです。

つまり、直近でたまたま株価が下落してPBR1倍割れとなった企業も混ざっていれば、ROE8%以下になってしまって分類されたものもあります。大きな傾向として参考にするのはいいと思いますが、一つ一つの銘柄についてはよくチェックしておく必要があると思います。

個別で購入することを検討される際は、その銘柄の分析はしっかり行うようにしてくださいね。(本ブログでは個別企業の決算も取り上げていますのでぜひご参考にしてください。)

最後に:早く資産形成したければ個別株投資は欠かせない!

今回は個別銘柄選定の参考となる指標についてご紹介しました。

私は新卒2年半で資産1,000万円を達成しましたが、その要因の一つに個別銘柄の売却益でリターンを得たことをあげています。

投資初心者であれば、まずはインデックス投資からスタートするべきと主張していますが、ある程度投資経験を積んで要領を得たのであれば個別銘柄の売買をすることも検討しても良いと思います。(もちろんリスク許容度次第ではありますが。)

もし、私のように若いうちに資産形成を進めたい!と考えているのであれば、個別株の売買をするのは非常に合理的判断と言えます。私はインデックス投資もしていますが、含み益は個別株の売却益に劣後します。

早期に資産1,000万円を達成しましたが、そのうち10%以上は個別株の売却益や含み益で構成されているんですね。

しかしながら、個別株投資は数ある銘柄の中から投資対象を選ぶ必要があり、その判断は難儀ですよね。そういった背景から、今回取り上げた記事内容は参考になると思っています。(※あくまで判断の一つの材料として検討してみてくださいね!)

尚、最新の私のポートフォリオはこちらでご紹介しておりますので、ご興味があればこちらも合わせてご覧ください!

今回は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

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