【三井住友フィナンシャルグループ】2022年度決算を発表!増益&増配で文句なしの内容です!

日本株決算

(※2023/5/15(月)に更新しました)

背徳太子
背徳太子

こんにちは!背徳太子です!

今回は三井住友フィナンシャルグループが本日発表した2022年度通期決算2023年度通期業績見込みをまとめていきます!

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今回は5月15日(月)に決算を発表した三井住友フィナンシャルグループの通期決算についてまとめていきます。

この時期は各企業が続々と2022年度通期決算と2023年度通期業績見込みを発表します。

私が大好きな高配当銘柄を中心に、注目企業をピックアップして内容をレビューしていきますので、ぜひ投資判断のヒントとしていただければ幸いです。

米国の歴史的なインフレやFRBの金融引き締め政策の実行、またそれに伴うリセッション懸念や、まだまだ終わりが見えないロシアによるウクライナ侵攻、原油をはじめとする資源価格の高騰など、事業環境は非常に複雑で先の見通しが困難な状況です。

そのような状況だからこそ、各企業決算を確認することにより、正確な実態を把握することができますので、投資家にとっては大変重要な情報を得る機会となります

皆さんもぜひ決算内容を把握する方法として本ブログをご活用ください!

本日レビューするのは人気高配当銘柄の”三菱UFJフィナンシャルグループ”です

冒頭に結論を申し上げると株主純利益は2期連続で1兆円超を達成するも前年比やや減益、今年度の通期業績見通しは過去最高益&大幅増配を発表しています!

(※当記事のスライドは三井住友フィナンシャルグループの決算発表資料から抜粋してます)

決算発表の概要

通期決算まとめ

以下ポイントをまとめます。

  • 2022年度の株主純利益は8,058億円(前年比+992億円)でこちらも順調に増益!
  • 1株あたりの配当は240円で前年比+30円の増配!
  • 2023年度の株主純利益は8,200億円でさらに増益見込み!
  • 1株あたりの配当金は+10円増配して250円の予想!

まずは2022年度の実績についてです。株主純利益は8,058億円となり、前年比+992億円(+14%)の大幅増益を達成しました。この増益に伴い株主還元も強化しており、1株あたりの配当金は240円と前年比+30円の増配となっています。増益&増配でホルダーの皆さんにとっては文句なしの結果となったことでしょうね!

2023年度の通期業績見込みもスライドに記載がありますので見ておきましょう。

2023年度の株主純利益は8,200億円(前年比+142億円)で22年度に続きさらに増益となる見込みを出してきました。

同日に発表した三菱UFJフィナンシャルグループはかなりアグレッシブな数字を出してきた印象ですが、三井住友フィナンシャルグループは逆にやや保守的ですね。

(ご参考:【三菱UFJフィナンシャルグループ】2022年度の決算発表!配当は41円にまで増配しました!

さらに、1株あたりの配当金については22年度よりさらに+10円の増配となる250円となる予想を出してきています。配当性向は40%と記載がありますので、今後業績の上振れがあればさらなる増配も期待できるかもしれませんね

22年度業績サマリー

22年度の業績についてはもう少し詳しくみておきましょう。

少し情報が多めですのでポイントをまとめていきます。

  • 連結粗利益は3兆1,702億円(前年比+2,247億円)を計上し大幅増益
  • 連結業務利益は1兆2,764億円(前年比+1,236億円)でこちらも増益
  • 経常利益は1兆1,609億円(前年比+1,203億円)で増益
  • 株主純利益は8,058億円(前年比+992億円)で上述の通り

まずは連結粗利益ですが、なんといっても為替の影響が非常に大きいようです。前年比+2,247億円のうち、+890億円は為替の影響であり、40%近くを占めています。そのほかには法人貸出増加などの影響を挙げられています。

連結業務利益は前年比+1,236億円となりましたが、東亜銀行にかかる持分適用損益で増益を計上していたようです。

経常利益は前年比+1,203億円となり2期連続で1兆円を超えてきましたね。株式の売却益が減少するなど減益要因もありましたが、引当金の改善などにより増益となりました。

そして株主純利益は上述の通りです。

23年度業績目標

  • 連結業務利益は1兆3,400億円(前年比+636億円)で増益見込み
  • 経常利益は1兆1,600億円(前年比▲9億円)で横ばい
  • 株主純利益は8,200億円(前年比+142億円)で微増の予想

連結業務利益は増益となる見込みですが、リテール事業の拡大などにより与信関係費用の増加を見込み、経常利益ではほぼ横ばいとなる予想ですね。気になるのは為替の前提を1ドル120円(1ユーロ130円)で設定していることです。

例えば総合商社の決算では130円程度で前提を置いている企業が多かったですが、こちらは非常に保守的な数字でおいています。

足元では1ドル135円を超える水準で推移しているので、こちらは業績の上振れ要因となりうるかと思います。これを考慮してもやはり今期の業績は保守的な印象を受けますね。

株主還元

続いて株主還元について確認してみましょう。

こちらは非常に情報が厳選されていてわかりやすいスライドになっていますね。上述の通り2022年度は1株あたりの配当を前年比+30円して240円まで増配しています。配当性向は41%となっていました。

そして2023年度はそこから更に+10円して250円となる予想を出しています。配当性向はやや下がって40%となる予想です。配当性向は40%を基準としているようですので、業績の上振れがあればさらなる増配も期待していいでしょう。

ちなみに本日の終値は5,801円ですので配当利回りは4.3%程度となります。高配当銘柄として今後も引き続き注目が集まりそうですね!

2022年度は配当に加えて自己株式取得も実施しています。今回はさらなる追加の実施は発表されませんでしたが、当然業績次第では実施の可能性があると考えていいと思います。

さいごに

今回は通期決算を発表した三井住友UFJフィナンシャルグループについて取り上げました。

三井住友フィナンシャルグループは純利益として前期比+992億円の8,058億円の大幅な増益を達成しました。それに伴い、配当は前年比+30円の大幅な増配としています。

また、今期の業績見込みとしては純利益は更に増益見込みとなる8,200億円としています。

最近では米国で金融機関の破綻が相次ぎ、油断できる状況ではありませんので、この程度の増益見込みとなるのはやや保守的であるものの現実的という判断なのでしょう。

しかしながら、為替が足元と比較しても円高になる前提でおいていますので、上方修正の可能性は十分にあると考えています。

先日はウォーレンバフェット氏が日本株への追加投資を示唆しており、銀行株の追加購入もネットで噂されていますので、楽しみが多いですね。引き続きニュースを追っていきます!

最後に、私の最新のポートフォリオはこちらでご紹介しています。

総合商社をはじめとする日本株にも投資していますが、ポートフォリオの主要構成要素は米国株です。

米国個別銘柄についても本ブログでいくつか20銘柄ほどご紹介しておりますので、よろしければご覧ください!

今回は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

背徳太子

ブログ1年目の駆け出しブロガーです。

社会人をスタートさせ2年半程度で資産1,000万円まで到達しました。
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